1970-05-06 第63回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第11号
日本のお茶だけではとても十分ではないので、どうもインドから入ってきているくず茶が原料になって、そこでカフェインがつくられて、カフェインそれ自体として添加をされているという危険性がきわめて濃い。
日本のお茶だけではとても十分ではないので、どうもインドから入ってきているくず茶が原料になって、そこでカフェインがつくられて、カフェインそれ自体として添加をされているという危険性がきわめて濃い。
その結果、白鳥製薬におきましてはくず茶を静岡の製茶会社から仕入れまして、その仕入れ量も四十一年から四十三年にわたりまして約二千トンから二千八百トンぐらい毎年仕入れておるわけであります。それから抽出して、四十一年に四十トン、四十二年に五十五トン、四十三年に七十トンという天然カフェインを生産しております。
それから白鳥製薬株式会社のほうでは天然品を年間六十トン程度、くず茶から製造しております。これは食品用に清涼飲料水の会社へ販売いたしております。それから合成品をここでは年間約九十トン合成しております。これはすべて医薬品のほうに使用しております。
○小島説明員 くず茶の輸入先でございますが、茶の輸入について私ども調べたのでございますが、インドからはあまり茶は入っておりませんで、台湾及び中共がほとんどでございます。
いまお聞きいたしますと、白鳥製薬ではくず茶を原料にして六十トンのカフェインをつくっておるということですが、このくず茶はインドから輸入したものですか。その辺わかりませんか。
そうしてインドからくず茶が来ているから、それでやるかというと、そうでもない。そうすると、静岡のお茶だとかいうことが問題になっておる。それから燐酸の問題にしても、外国ではいろいろ検査しているのですね。子供の歯がぼろろけるとか、あるいは麻繩がぼろけたということを、イギリスやイタリー等においても実験しているのです。
そういう意味でインド産のくず茶ということを私は言ったのですが、くず茶の輸入は年々増加をしているのです。一体そのくず茶がどういう過程でどこの工場へ売られておるかということを、あなた方お調べになったことがございますか。ないでしょう。われわれはそのくず茶が日本の港に入って、そこからどこへ行ったかということまで調べておるのですよ。
私はインドからのくず茶のことを言った。これは確かに二つの工場があるということも私は知っているのですよ。その工場でくず茶のカフェインが抽出されて、添加をされて、そこからボトラーの十六の工場に行っておるじゃないか。追跡調査をしたわけじゃありませんが、そういう調査ができているのですよ。そうでなければ一体どこからカフェインが入るのですか。
いつかも申し上げましたけれども、私どもの得ておる情報によると、インドからくず茶が入っておる。インドからくず茶が入って、それを輸入した業者が国内のカフェインの製造メーカーに抽出させる、そうして薬局方規格に基づいたところのカフェインを納入させて添加をしておる、そういう工場が静岡県と千葉県にあるのではないか、こういうことを申し上げました。念のためにくず茶の輸入を調べてみました。
そこでインド、セイロンからのくず茶の輸入を調べてみました。相当な量が入っておるのであります。またある二つの工場がこのコカコーラと直接の取引を結んでおる。千葉県と静岡県にあるという事実もつかみました。その中でこのコカインらしきものが入るのではないかと思って調べてみましたが、現在の時点では残念ながらその事実ははっきりつかめません。